午前30問

 胸腰仙椎装具で正しいのはどれか。
1. 後方支柱は棘突起の直上に位置させる。
2. 骨盤帯の位置は大転子と腸骨稜の間である。
3. 側方支柱は骨盤帯と肩甲骨バンドを結合する。
4. 胸椎バンドの位置は肩甲骨の下1/3の高さである。
5. 腹部前当ての上縁の位置は剣状突起の高さである。
解答: 2





解説
1.後方支柱は棘突起の直上に位置させる。
 棘突起を圧迫しないように、棘突起の両側に5㎝の間隔をあけて、骨盤帯からバンドまで垂直に立てる。
 胸腰仙椎支柱の時は肩甲骨棘の外側の高さまでとする。
3.側方支柱は骨盤帯と肩甲骨バンドを結合する。
 腋窩中央と大転子中央を結ぶ線上にあり、骨盤帯と胸椎バンドを連結する。
4.胸椎バンドの位置は肩甲骨の下1/3の高さである。
 胸椎バンドは第9~10胸椎の位置、肩甲骨の下角より2~3㎝下方に取り付けられる。
 肩甲骨バンドは、肩甲骨の下1/3の位置で腋窩の後方縁から約5㎝内側までの長さに取り付ける。
5.腹部前当ての上縁の位置は剣状突起の高さである。
 下縁は恥骨上縁より約1㎝上、上縁は剣状突起下方1横指とする。

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