リウマチ治療薬

国試本番まであとわずか。

国家試験であと+1点できるかもしれないチップスを投稿します。第8弾はリウマチ治療薬についてです。


リウマチの薬物療法では主に次の4種類について抑えましょう。

1.疾患装飾性リウマチ薬(DMARDs)

2.生物学的製剤

3.NSAIDs

4.ステロイド


メトトレキサートはDMARDsの一種でリウマチ治療薬の第一選択薬です。その作用はサイトカイン産生抑制やリンパ球や滑膜細胞の増殖抑制により、免疫機能を抑制したり、骨・軟骨破壊の進行を抑制したりすることです。注意すべき副作用としては、骨髄抑制や間質性肺炎、感染症などがあります。


生物学的製剤は、炎症性サイトカインやその受容体に結合し、その作用をを阻害する作用があります。


NSAIDsとは、抗炎症薬のうちステロイド構造を持たないものを指します。シクロオキシゲナーゼ(COX)阻害作用により抗炎症、鎮痛、解熱作用を示します。

アスピリンなどの酸性NSAIDsは、炎症部に発現するCOX-2だけでなく全身に常時発現し生体恒常性の維持に必要なCOX-1も阻害する非選択的COX阻害薬であり、特に胃酸分泌抑制による胃腸障害や血小板凝集抑制による出血傾向、気道収縮によるアスピリン喘息などの副作用に注意が必要です。


ステロイドは、抗炎症作用、免疫抑制作用、抗アレルギー作用があります、自己免疫疾患やアレルギー疾患などの治療に使用されます。副作用として、感染症、消化性潰瘍、糖尿病、満月様顔貌などがあります。




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