標準予防策

国試本番まであとわずか。

国家試験であと+1点できるかもしれないチップスを投稿します。第6弾は標準予防策についてです。


感染症に関する問題は毎年出題されますが、出題の傾向としては次の3点は必ず押さえておきましょう。

1.感染症の原因となる病原体の種類

2.感染症の主な感染経路

3.標準予防策


まず、感染症の原因となる病原体の種類は、ウィルス、細菌、真菌があります。ウィルスには、ノロウイルス、ロタウィルス、インフルエンザウィルス、アデノウイルス、コロナウイルス、麻疹ウイルス、風疹ウイルス、肝炎ウイルス、ヘルペスウイルス、HIVなどがあります。細菌には、ブドウ球菌、大腸菌、サルモネラ菌、コレラ菌、結核菌、ボツリヌス菌、破傷風菌、レンサ球菌、カンピロバクターなどがあります。真菌には、白癬菌、カンジダ、アスペルギルスなどがあります。

それぞれの病原菌のよって起こる感染症についても押さえておきましょう。


感染症の主な感染経路経路としては、空気感染、飛沫感染、接触感染があります。空気感染と飛沫感染の大きな違いは、感染した人の口などから飛び出す飛沫の大きさにより、病原体がどれほど飛び散るかということがあります。空気感染する病原体の飛沫は5μm以下の小さな飛沫で、空間に浮遊する時間が長くより広範囲に広がります。空気感染する病原体としては、結核や麻疹ウイルス、水痘・帯状疱疹ウイルスなどがあります。インフルエンザウイルスや風疹ウイルス、アデノウイルスなどは飛沫感染です。接触感染は、感染している人の皮膚や粘膜に触れたり、病原体がついたドアノブや手すりなどの物に触れた手で、自分の鼻や口に触れることで感染します。ノロウイルスや大腸菌、インフルエンザウイルスなどが接触感染により感染します。


そして最後に標準予防策です。標準予防策については、すべての人は何らかの感染症に罹患しているという前提で対応すること、汗を除くすべての血液、体液、分布物、排泄物、傷のある皮膚、粘膜には病原体が存在しているかもしれないという原則に基づいて対応すること、手洗いの5つのタイミングについて押さえておきましょう。



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