歩行周期と筋活動パターンの関係を図に示す。
 このグラフが示す特徴をもつ筋はどれか。
1.	大殿筋
2.	中殿筋
3.	大腿四頭筋
4.	ハムストリングス
5.	下腿三頭筋
解答: 5
解説
筋の最大電気活動
下腿三頭筋
	立脚相全般に筋活動が続く。特に立脚終期に強く活動して、足関節の背屈を防止し、重心線の通る位置を踵から足先に移動させるのに働く。
	前遊脚期には活動を終わる。
 大殿筋
	筋活動は遊脚終期の終りから始まり、初期接地から急速に活動を増し、荷重応答期の中期に最大に達する。
	この最大値に続いて、荷重応答期の終りには筋活動は急速に減少する。
 中殿筋
	遊脚終期の終りから始まり、初期接地の後に急激に活動を増強して最大に達する。
	立脚中期を通して活動を維持する。
 大腿四頭筋
	遊脚終期に活動が始まり、荷重応答期の初期に急速に最大に達する。
	立脚中期の開始に伴い、急速にその活動を弱め、歩行周期の15%の時点でその活動を終了する。
 ハムストリングス
	遊脚中期の後半と遊脚終期に最大の活動を行い、その後荷重応答期の前半まで弱い強度で活動を続ける。
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