午前第20問

 85歳の女性。自宅仏壇のろうそくの火が右袖に引火し、右前腕から前胸部および顔面にⅢ度5%とⅡ度15%の熱傷および気道熱傷を受傷した。受傷翌日には前胸部から右前腕前面にかけて植皮術を実施した。
 術後早期から開始する理学療法として正しいのはどれか。
1. squeezingによる排痰を実施する。
2. 前腕は最大回内位に保持する。
3. 肩関節は外転位に保持する。
4. 筋力増強運動は禁止する。
5. 起立歩行は禁止する。

解答: 3

解説
 前胸部熱傷では、肩関節内転拘縮を来す。よって、肩関節を外転位に保持する。

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