65歳の女性。右利き。突然の意識障害で急性期病院に搬送され、脳出血と診断された。左上下肢の運動麻痺、感覚麻痺は中等度。端坐位では体幹が麻痺側に傾くが、理学療法士の修正に抵抗することなく正中位に戻ることが可能である。常に非麻痺側を向いているが、麻痺側からの刺激にも反応する。食事や歯磨きは非麻痺側上肢で行うが、麻痺側の食べ残しや、磨き残しが多い。
この患者に用いる検査で最も優先順位が高いのはどれか。
- WAB
- WCST
- 線分抹消試験
- 道具を使用したパントマイム
- SCP(Scale for Contraversive Pushing)
問題の文章から、この症例は、常時非麻痺側を向いている、麻痺側の食べ残し、磨き残しが多いことなどから、半側空間無視の疑いが考えられます。
さて、5択のそれぞれの検査ですが、
- 失語症検査
- 遂行機能障害検査
- 半側空間無視
- 観念運動失行
- Pusher症候群
端坐位の際の体幹の麻痺側への傾斜はPusher症候群も匂わせますが、「優先順位が高い」のは3の線分抹消試験ですね。
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