こんにちは。
よく「ネット社会」というワードを耳にしますが、インターネットは社会に完全に浸透し、今や生活のみならず、人々の生命を左右するほどになり、ほぼすべての人がネットの恩恵を受けるようになりました。
かつては就活での履歴書に「特技:インターネット」と記入していたのも今となっては笑い話ですね。
3年前にコロナが流行し、大学などの教育機関ではオンライン講義が用いられ、国試塾ネクストステージでも緊急事態宣言発令下では塾生の安全を鑑みて、zoomなどのインターネットを活用した講義を行ってきました。
しかし、それはあくまで緊急避難であり、国試塾ネクストステージでは「対面式の講義を優先する」スタンスを貫いており、今でもそれは変わることはありません。
ではなぜ当塾では「対面での講義」にこだわるのでしょうか?
今回はその理由について説明します。
上図は教育や職能研究機関でよく用いられている、ラーニングピラミッドと呼ばれるものです。
それによると、学習にはパッシブラーニング(受動的学習)とアクティブラーニング(能動的学習)に分けられ、それぞれの学習には以下の手法があるとされています。
❶ 講義
❷ 読書
❸ 視聴覚
❹ 実演説明
❺ グループ討論
❻ 実体験
❼ 他者に教える
このうち❶の講義は学校で通常に行われる学習方法であり、オンライン講義も漏れなくこれに当てはまります。
しかし肝心の学習定着率は、たったの5%しかないのが実情です。
──もちろんこの学習定着率には、個人差もあるでしょう。
勉強のコツをつかんでいる人なら、❶のあとで❷→❸と学習方法を発展させていき、呼吸をするように習った知識の定着率を自ら上げていくはずです。
しかし我々国試塾ネクストステージ講師陣の経験では、❶のみで「習得した気になってしまう」学生が意外と多いのです。
これではいくら時間を費やしたとしても、知識として試験では使い物にはなりません。
国試塾ネクストステージでは、座学の他に、「グループワーク」を毎週行っています。
ここでは問題を実際に解かせ(❻)、知識の解釈について塾生同士でディスカッションさせ(❺)、学生から学生に分野ごとの理解や覚え方などのレクチャー(❼)をするのですが、これにより、知識を覚えるのではなく、ひとつひとつの「なぜ」を理解するようになるので、試験本番で様々な切り口での設問に対応できるようになります。
これまでの塾生は、この方法で確実に解く力を上げてきました。
しかしこのグループワーク、当塾でもオンラインでの実施を模索中ですが、今のところは対面式での実施にはかないません。
塾生の国家試験合格が最終目標である以上は、このグループワークの実施は必須であり、必然的に、対面式で続けている理由となっているのです。
ただ、オンラインでの伝達方法でもグループワークなどの作業が可能か、国試塾ネクストステージではこれからもトライしていきます。
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